近年問題になっているのが女性のうつ病です。女性の社会進出に伴い、セクハラや女性差別に注目が集まっていますが、それが原因で病気を発症させてしまうケースが多くなってきているのです。今回はどのような状況から職場でこのような病気を発症するのかチェックしていきましょう。
まずはこの病気を発症したキッカケになる出来事についてお話します。まずはAさんの場合ですが、執拗に食事に誘う上司からのセクハラがキッカケになったパターンです。上司に食事に誘われた為、ついていくことにしました。その日は仕事の話や趣味などについてお喋りしながら楽しく食事を取り、何事もなく帰宅。数日後にまた食事に誘われ、その時は断ったのですがそれから頻繁に誘いの連絡が来るようになりました。その後も断り続けていると仕事上の相談も無視されるようになり、このままの状況では仕事に支障が出ると考え食事の誘いに乗ることにしたのです。その食事に付き合うと、初めは前回と同様に楽しく話をしていましたがいきなり手を握られたり抱きつかれたりしたのですぐに店を逃げ出しました。Aさんは食事に付き合ってしまった自分を責め、上司のセクハラに恐怖を覚えてしまい次の日から会社に行くことができなくなったのです。結局不安と恐怖で出社できなくなったAさんは会社を辞めざるを得なくなり、そのストレスが原因でうつ病を発症してしまいます。ここでチェックしておくポイントとしては、誰にも相談せずに自分一人で抱え込んでしまっていることです。また、女性の場合は男性に負けないようにと頑張りすぎてしまうことがあります。ですが、女性だからと相手にされずに不当な扱いを受けてストレスを溜め込んでしまうことがあるのです。そんな時に1人で問題を抱え込んでしまうと状況はさらに悪化してしまうでしょう。
女性に限らずうつ病を防ぐポイントとしてチェックしておきたいことが、誰かの協力を得ることです。以前に比べれば女性が働きやすい社会になってきています。しかし、だからといってセクハラや女性差別がなくなっているわけではありません。周りに相談できる方がいない場合は専門の医師などに相談することが必要になってきます。頑張ることは良いことですが、度を過ぎた頑張りは大きなストレスとなることを忘れてはいけません。誰にも相談せずに1人で頑張ってしまう女性がうつ病を発症することが多いのはこの為です。周りの人からの協力もこの病気の予防には必要なので皆で協力していく姿勢が大切になります。しっかりチェックしておくのが理想です。女性の場合はストレスによりホルモンのバランスが崩れて、「眠れない」「不安を感じる」「頭痛」「イライラ」「動悸やめまい」などの症状が現れるでしょう。そのような症状が現れたら無理せずに会社を休み、専門の医療機関へ受診することが何よりも大切です。ストレスを発散、軽減して心と身体のバランスを整えることが重要だという意識が女性側にも会社側にも必要になるでしょう。また、男性と同様の仕事をこなそうとする女性もいますが、体力面で差があるので自分の限界を越えてまで頑張るようなことは避けましょう。
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